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本尊「阿弥陀如来」立像

阿弥陀如来、阿弥陀佛、阿弥陀様とも申し、信仰の中心、浄土宗のご本尊さまです。

当職は、お檀家様の安穏、ご先祖様の仏果増進及び仏縁無く六道を輪廻するみ霊に、阿弥陀さまの本願力によって西方極楽浄土へ徃生のお慈悲を廻し向けて頂くよう、お念仏により祈念しております。

さて、本宗以外でも阿弥陀如来を本尊としている寺院が多くあります。これら尊像のお姿、有様はそっくりですが、本宗(当山)の阿弥陀佛と他宗の阿弥陀佛は内証外用が異なります。

法然上人は『逆修説法』六七日において「娑婆の外に極楽あり、我が身の外に阿弥陀仏ましますと説きて、此の界を厭い、彼の国に生じて無生忍を得んとの旨を明かすなり」 と述べ、「娑婆即浄土・己心の弥陀」を否定し、現世(娑婆)は穢土であり、西方極楽浄土はこの娑婆とは別次元の世界であることを示し、阿弥陀仏は自己の中に内在するのでなく、あくまでも救済者である、とします。

つまり、阿弥陀佛は我が心の中に存在するのではなく、私たちと同じ娑婆に存在して、お念仏を称えて救いを求める私たち凡夫を救済したい、という外用があるのです。

故に、お檀家様には、たとえご家族に物故者が存在しなくとも、お仏壇を設え、阿弥陀如来をお祀りし、私たちの安寧のため、日々お念仏して頂くよう、お願いしております。

また、阿弥陀佛に脇侍がいらっしゃいます。向って右に「観音菩薩」、左に「勢至菩薩」です。これらを総称して「弥陀三尊」と申します。

お檀家様は、「観音菩薩」「勢至菩薩」に代えて、「善導大師」「法然上人」の尊像をお祀り頂いても結構です。

当山の弥陀三尊は、寄木造・玉眼入り切金の細工がほどこされた鎌倉時代末から南北朝時代にかけての14世紀前半代の造立とみなされています。

  • 観音 48.2cm
  • 像高弥陀 77.5cm
  • 勢至 47.9cm

※造形各像とも寄木造・玉眼入り

平成6年 市指定有形文化財

※一般公開は致しておりません。