年間行事
定時行事
4月8日「灌仏会」(かんぶつえ)


潅仏会とは、佛教をお開き下さったお釈迦さま(釈尊)の誕生を祝う日です。別名「花祭り」とも言われています。
今から約2,500年前、インド北方、ネパール国境の近く「カピラヴァストゥ」にある、釈迦族の太子として生を受けました。誕生に際し、世界は光り輝き、天から甘露の雨が降り注いだ、という伝説に基づき、花御堂に荘厳した「誕生佛」に甘茶(あまちゃ)をかけてお祝いします。
当山では、同日、新座市教育委員会(歴史民俗資料館)のご協力の元、「片山富士」(新座市有形文化財)の無料公開を行なっております。当日は、お檀家様に限らず、どなた様でも、片山富士へ登拝を体験できます。新座市観光ボランティア協会様の解説もございますので、ぜひご来寺下さい。詳細は、歴史民俗資料館(れきしてらす)へお尋ね下さい。
8月16日「施餓鬼法要」(せがきほうよう)
皆さんは、電車やバスの中で、席を譲ったことはありますか?席を譲ることを「床座施」(しょうざせ)といい、尊い布施行です。
佛教では、「自利」(自身が健康でありますように、ご先祖様が立派なみ仏になりますように、という自分の利益)を大切にしますが、それと同様、上記の様に「利他」(他人の利益を図る)ということも、とても大切な修行であると教えています。このことを「自利利他」の二利と言います。
施餓鬼法要においては、佛教とご縁を結ぶことなく、餓鬼の国(腹を空かせた鬼が、食べ物を奪い合い、争いが絶えない)へ生まれていった、餓鬼のみ霊に対し、飲食を施し、西方極楽浄土へ徃生できるよう、利他の修行をつとめる法要です。当山では、近隣寺院の御住職の出仕により、盛大に法要をつとめます。
また法要日である8月16日は、私たちがご先祖様と再開できる、お盆(盂蘭盆)の時期です。当山では、ご先祖様のため(自利)と餓鬼のため(利他)の二利円満を祈念して法要を修行します。二利円満の証である「施餓鬼塔婆」のご供養も承っております.詳細は、お檀家様あてのご案内を参照下さい。
11月15日「十夜法要」(じゅうやほうよう)
十夜法要は、お経(仏説無量寿経)の一節に、「この世で十日十夜、善行や念仏を修することは、極楽浄土で千年善行を積むよりも尊い」という教えに基づいて修行致します。
法要は、私たちを西方極楽浄土へ導いて下さる「阿弥陀如来」の本願力に感謝し、お檀家様と共にお念仏を称え、その功徳を積む修行を行ないます。
法要日である11月は秋の作物の収穫の時期でもあります。私たちは、食物を得て、命を永らえることができます。その源である、天地に感謝することも大切です。阿弥陀佛、また天地の恵に感謝し(利他)、私たち自身もより良く命を永らえていくよう(自利)、二利円満を祈念して法要を修行します。
この意味において、施餓鬼法要と同様、二利円満の修行をつとめております。
また、二利円満の証である「十夜塔婆」のご供養も承っております.詳細は、お檀家様あてのご案内を参照下さい。
12月31日「除夜の鐘」(じょやのかね)

インドで生まれた仏教は、中国にて、文章化(漢訳経典)されます。この際、中国の儒教思想が混入し、中国文化のエッセンスがお経にも取り込まれました。
除夜とは、元日の前夜を意味します。中国では、年が変わる度に、私たち自身の“み霊”をリフレッシュ(再生)させる、という考え方があります。わが国でも「屠蘇」の習慣があります。晦日に「屠酒」を飲み、元日に「蘇酒」を飲むことで、霊(=玉)を再生させるのです。再生された玉が、「年玉(霊)」となります。
当山では、この一年、私が造った罪業を懺悔し、清らかな心で新年を迎えられるよう、ご来寺の皆様に、鐘をついて頂きます。例年、午後10時つき始め~午前0時終了となっております。お檀家様以外の方もつくことができます。時間内にご来寺をお願いします。
随時「別時念仏会」(べつじねんぶつえ)
別時念仏会とは、時間を定めて、お念仏の修行に励むことです。当山では、原則随時(住職の法務都合により開催できない場合もあります)修行を受け付けております。
本堂にて、木魚を用いて、お念仏を修行致します。希望の方は、寺務所までお申し出下さい。
特殊行事
授戒会(じゅかいえ)
授戒会は、「戒を授ける会」と記すように、仏教徒にとって大切な「戒」(正しい習慣)の内容を、伝戒師が教示し、檀信徒の皆様に伝え、信仰の骨格と為して頂くよう、相伝する儀式です。仏教徒は戒を保つことが必要ですが、本を読んだ知識によって身につけるものではありません。「正授戒」という作法を受けて、はじめて自身の戒体が発動し、身と心が目醒めるのです。
戒にはいくつかの種類があります。浄土宗では、法然上人が相承した「円頓戒(えんどんかい)」をお檀家の皆様へ相伝致します。法然上人は、戒の継承者として、高倉天皇、九条兼実公をはじめとする多くの方に授戒されています。
当山は、平成21年10月9~12日に開催致しました。決められた課程を満行されたお檀家様に、「戒名」(生前戒名)を授与させて頂きました。今後、当山での開催は未定です。
希望のお檀家様には、大本山等で開催される授戒会へ入行を推薦致します。詳細は住職までお問合せください。
五重相伝会(ごじゅうそうでんえ)
五重相伝会は、浄土宗の信仰を、五段階(五重)に分けて、お檀家様に相伝する儀式です。わが国の佛教は、お釈迦様のみ教えから様々な宗派に別れております。
この中でも、私たちは、本尊、阿弥陀如来様にお念仏を申して、西方極楽浄土へ徃生を期す“お念仏の教え”を頂戴しております。お釈迦様が説かれた他の法門も尊いものであるけれど、罪を作り、修行の能力に劣る私たちはそれらを選択せず、ただお念仏の教えを頂いて参ります。
このことを5つの段階をとおして、お檀家の皆様方に相伝してまいります。浄土の相伝を受けることは、僧侶と同格の信仰を得ることになります。
当山は、令和元年10月に開催致しました。決められた課程を満行されたお檀家様に、「誉号」と「戒名」(生前戒名)を授与させて頂きました。今後、当山での開催は未定です。
希望のお檀家様には、大本山等で開催される五重相伝会へ入行を推薦致します。詳細は住職までお問合せください。